▶新型コロナウイルスの眼科関連情報

2020年04月19日

新型コロナウイルスは、鼻腔、口腔粘膜のみならず、眼の結膜(白目)にも感染し、結膜炎症状を引き起こすとの報告があります。中国武漢の患者さんについての報告では、結膜から採取した涙でPCR検査が陽性になった方は、感染者全体の約2%で、比較的重症者に多かったとしています。結膜炎の症状は、充血や眼脂で、他の結膜炎と同様との事でした。従って、結膜炎のみで新型コロナウイルスの感染と診断することは不可能と思われます。予防法は、従来言われているような、他人との接触を避ける、こまめな手洗い、マスク装用などの他、ご自分の眼を触らないことが重要です。また、眼鏡やゴーグルの装用も初期の感染を防ぐ効果があるかもしれません。コンタクトレンズは、着脱の際には十分手指を洗ってください。心配であれば、一時的に眼鏡装用に変えてください。

当クリニックは、コロナウイルス、アデノウイルス等の感染予防に万全の体制を整えております。眼科受診が必要な場合は、躊躇せず安心してご来院ください。

さらに詳しい事は日本眼科学会、日本眼科医会のHPに掲載されていますので、そちらをご覧ください。